Python SDK が ChatGPT ログインに対応、exec resume が構造化出力を維持
Codex の Python SDK を使う開発者は、API キー以外に ChatGPT ブラウザ/デバイスコード経由のログインも扱えるようになった。再開実行でも構造化 JSON 出力を維持できる。
概要
Codex の Python SDK を使う開発者は、API キー以外に ChatGPT ブラウザ/デバイスコード経由のログインも扱えるようになった。再開実行でも構造化 JSON 出力を維持できる。
openai/codex の rust-v0.132.0 が公開された。Python SDK にログイン・ログアウト・アカウント確認の正規 API が追加され、codex exec resume は --output-schema を受け取れるようになった。Goal 継続ループの暴走停止、Windows インストーラの堅牢化、TUI 起動の高速化など、実運用での詰まりどころを広く解消する更新となっている。
変更点
Python SDK が ChatGPT ログインに正式対応
Python SDK に first-class 認証が追加された。API キーログイン、ChatGPT ブラウザ認証、デバイスコードフロー、アカウント確認、ログアウトまでを Python から呼び出せる。これにより、これまで CLI 側で済ませる必要があった認証手順を SDK 側に集約できる。
Python turn API が文字列入力と TurnResult を受け付け
turn API はプレーンな文字列を入力として渡せるようになった。ハンドルベースの実行は TurnResult を返し、収集アイテム・経過時間・使用量データが含まれる。テキスト中心のワークフローではラッパー構造を組まずに直接呼べる。
codex exec resume が --output-schema を受領
codex exec resume に --output-schema フラグが追加された。セッションコンテキストを維持したまま再開した自動化処理でも、構造化 JSON 出力を強制できる。再開のたびにスキーマ指定が外れる問題が解消する。
Goal 継続ループが使用量上限と繰り返しブロッカーで停止
Goal の継続ループは、使用量上限に到達した場合や同じブロッカーが繰り返された場合にループを止めるようになった。トークンを浪費し続ける挙動がなくなる。完了応答での使用量表記も自然な言い回しに変わった。
Windows インストールが正しく検出され、ランタイム依存も解消
codex doctor は npm 管理のインストールを正しく検出するようになった。MSVC リリースバイナリは静的 CRT でリンクされ、別途インストールされた VC++ ランタイム DLL を必要としない。Windows 環境での導入失敗パターンが減る。
リモート実行とセッション周りの安定化
リモートエグゼキュータ登録は、別個のレジストリ認証情報フローではなく標準の Codex 認証を使えるようになった。exec-server には websocket keepalive が追加され、リモートターンの diff 表示は /tmp/... ではなくリポジトリ相対パスに戻った。マルチセッション TUI では、進行中の MCP 呼び出しがリプレイ中も active 表示を維持する。
TUI 起動高速化と表示の細かな修正
ターミナル能力プローブをバッチ化することで TUI の初期インタラクティブフレーム到達が速くなった。終了時は即座にシャットダウン表示が出る。非 OpenAI プロバイダ利用時は ChatGPT 使用量リンクが非表示になり、サイドスレッド再開後に Fast tier 表示が復活する不具合も解消された。
開発者への影響
Python SDK で Codex を組み込んでいる場合、認証経路を SDK 内に閉じられる点が大きい。exec resume を CI/CD で使うチームは、--output-schema を付けるだけで再開時のスキーマ崩れを抑えられる。Windows 利用者と Goal 機能の長時間運用者は、本バージョンへのアップグレード優先度が高い。
使い方の一例
使い方の一例として、再開時にも構造化出力を強制したい場合、codex exec resume <session-id> --output-schema ./schema.json のように既存セッションへスキーマを再付与して実行する。Python SDK 側では、文字列をそのまま渡して result = handle.wait() から TurnResult.items / usage を取得する形でテキストワークフローを簡潔化できる。