Codex、プロンプト取り消し時の下書き復元とプラグイン JSON 出力に対応
Codex CLI で送信したプロンプトを表示前に取り消すと入力が消えていた開発者は、本更新で下書きと添付を復元して再編集できる。プラグイン一覧の JSON 出力やリモート操作のペアリングも追加された。
概要
Codex CLI を使う開発者は、送信直後のプロンプト取り消しで入力が消えなくなった。プラグイン一覧の JSON 出力やリモート操作のペアリングも追加された。
Codex CLI の rust-v0.137.0 が公開された。ターミナル UI の取り消し挙動が変わり、表示前のプロンプトをキャンセルすると下書き・添付・モードを復元して再編集できる。あわせてプラグイン管理の機械可読な出力、リモート操作クライアントのペアリング、マルチエージェント v2 のランタイム保持、Enterprise 向けの月次クレジット上限表示などが入った。macOS / Windows の起動安定性も改善した。
変更点
プロンプト取り消しで下書きと添付を復元
送信したプロンプトを表示出力が出る前に取り消すと、Codex は下書き・添付ファイル・コラボレーションモードを編集用に復元する。従来は取り消すと入力内容を失っていた。送信ミスや内容修正の際に、最初から打ち直す手間がなくなる。
プラグイン一覧を JSON で出力できる
プラグイン管理に codex plugin list --json が追加された。一覧を機械可読な JSON で取得できる。スクリプトや CI からインストール済みプラグインを解析しやすくなる。リモートカタログの候補もキャッシュされ、提案表示が速くなった。
リモート操作のペアリングと権限管理を追加
リモート操作クライアントが、app-server v2 の RPC(遠隔手続き呼び出し)経由でペアリング(機器どうしの接続確立)を開始できる。操作元(コントローラー)に与えた権限の一覧表示と取り消しにも対応した。複数機器から Codex を操作する構成で、許可済みクライアントを管理できる。
マルチエージェント v2 がスレッド単位でランタイムを保持
マルチエージェント v2 は、各スレッドごとに実行ランタイムの選択を保持する。生成したエージェント向けに、フォローアップとメタデータの既定値も整理された。assign_task は followup_task へ改名された。スレッド単位で異なる実行環境を割り当てやすくなる。
Enterprise で月次クレジット上限を表示
Enterprise / 管理者向けフローが、月次のクレジット上限をステータスに表示する。クラウド管理の設定バンドル(まとめて配布する構成一式)を適用でき、教育機関向けワークスペースも対象に含む。組織単位で利用枠と設定を一括管理できる。
macOS / Windows の起動安定性を改善
macOS のアプリ起動と、Windows の SQLite 起動・スレッド再開・サンドボックス(隔離実行環境)の再設定で信頼性が向上した。権限要求と承認は環境の識別情報を持つようになった。プラグイン読み込みは manifest の順序を保ち、ローカルとリモートの重複インストールを排除する。不正な skills フィールドは警告として扱う。
開発者への影響
ターミナルで Codex を常用する開発者には、取り消し時の下書き復元だけでも導入価値が高い。誤送信からの復帰が容易になる。プラグインを CI で扱うなら JSON 出力が有効だ。Enterprise 機能は管理者向けで、個人利用には影響しない。
使い方の一例
使い方の一例として、ターミナルで codex plugin list --json を実行すると、インストール済みプラグインを JSON で取得できる。jq などに渡してプラグイン名や状態を抽出すれば、CI のチェックスクリプトに組み込める。