Codex、ローカル会話履歴の全文検索とプロファイル指定の一本化に対応
過去のやり取りを探し直していた Codex 利用者は、ローカル会話履歴を大文字小文字を区別せず全文検索できるようになった。プロファイル指定は --profile に一本化され、旧形式の設定は移行が必須になる。MCP はサーバー別の環境変数と OAuth に対応した。
概要
過去のやり取りを探し直していた Codex 利用者は、ローカル会話履歴を大文字小文字を区別せず全文検索できる。プロファイル指定は --profile に一本化され、旧形式の設定は移行が必須になる。
過去のやり取りを思い出せずスクロールで探していた Codex 利用者は、rust-v0.134.0 でローカルの会話履歴を全文検索できるようになった。同バージョンはプロファイル指定を --profile に一本化し、Model Context Protocol(MCP)のサーバー別環境変数と OAuth にも対応する。Windows の TUI 表示崩れや remote 接続の不安定さも修正された。
変更点
ローカル会話履歴を大文字小文字を区別せず全文検索
Codex はローカルに保存した会話履歴を対象とする検索を追加した。結果プレビュー付きで、大文字小文字を区別しない内容マッチに対応する。過去のセッションから特定のやり取りを探すとき、手作業でスクロールする手間が減る。
プロファイル指定が --profile に一本化、旧設定は移行が必須
--profile が CLI・TUI の権限設定・サンドボックス(隔離実行環境)の各フローで主要なプロファイル選択手段になった。旧形式のプロファイル設定は拒否され、移行ガイダンスが示される。設定エラーには移行手順のドキュメントへのリンクが追加された。codex sandbox でも --profile を指定できる。
MCP のサーバー別環境変数・OAuth・並列実行に対応
MCP のセットアップがサーバーごとの環境変数指定に対応した。ストリーミング対応の HTTP サーバー(streamable HTTP)向けには OAuth オプションが加わり、codex mcp add で設定できる。
さらに readOnlyHint を宣言する読み取り専用ツールは並列実行できる。読み取り専用ツールを複数呼ぶ場面で待ち時間が減る。コネクタ用ツールのスキーマはローカルの $ref/$defs 構造を保持し、過大なスキーマは公開前に圧縮される。
拡張ツールとフックに会話履歴・サブエージェント識別子を追加
拡張ツールに会話履歴を渡せるようになった。フック(イベント発生時に独自処理を差し込む仕組み)の入力には、サブエージェントの識別子が加わった。どのエージェントが動いているかを把握しながら、フックやサブエージェントの挙動を扱える。
Windows TUI の表示崩れと remote 接続の安定性を修正
Windows の TUI で描画前に仮想端末モードを復元し、表示崩れを修正した。
remote では古くなった(stale な)exec-server の WebSocket(常時接続の双方向通信)クライアントを再接続する。認証回復後は remote control を即座にリトライする。
remote コンパクション(会話履歴の圧縮)v2 のストリームもリトライ対象になった。Node 製ツールは Codex が管理するネットワークプロキシ(通信を中継する仕組み)に従うよう修正された。ワークスペース別の利用上限メッセージも表示される。
開発者への影響
旧形式のプロファイル設定を使う環境では、本バージョンが設定を拒否するため、エラーに出る移行リンクに沿った更新が欠かせない。一方 MCP を多用する開発者には、サーバー別の環境変数指定と OAuth 対応が日々の接続管理を楽にする。
使い方の一例
codex sandbox --profile <プロファイル名> のように指定すると、サンドボックス実行でも CLI と同じ権限プロファイルが適用される。旧形式の設定は、エラー時に示される移行リンクに沿って書き換える。