バックグラウンド再開時の会話消失を修正、起動ファイル書き込みに確認追加
バックグラウンドのClaude Codeセッションを翌朝再開すると会話が消え最初のプロンプトが再実行されていた利用者は、v2.1.160で履歴を保ったまま再開できる。シェル起動ファイルなどへの書き込みにも事前確認が入る。
概要
バックグラウンドで動かしたClaude Codeを翌朝に再開すると会話が消える不具合が、v2.1.160で解消した。シェル起動ファイルへの書き込みにも事前確認が入る。
夜間に バックグラウンド(画面の裏で動かす形)で走らせたClaude Codeのセッションを翌朝に再開していた利用者は、これまで会話履歴が失われ、最初のプロンプトが勝手に再実行される問題に直面していた。Claude Code v2.1.160 はこの再実行を止め、履歴を保ったまま再開できるようにした。同時に、コマンド実行につながりうる設定ファイルへの書き込み前に確認を挟む安全策も追加された。
変更点
シェル起動ファイルなどへの書き込み前に確認
Claude Code は次のファイルへ書き込む前に確認を出すようにした。意図しないコマンド実行を招きうるためだ。確認を挟むことで、エージェントが起動ファイルを書き換えて任意コマンドを仕込むリスクを下げられる。
.zshenv
.zlogin
.bash_login
~/.config/git/
acceptEdits でも実行権限を持つ設定ファイルに確認
acceptEdits モードは、コード実行を許す ビルドツール(成果物を組み立てる補助ツール)の設定ファイルへ書き込む前にも確認を出すようになった。自動承認モードでも、これらのファイルだけは素通りしない。
.npmrc
.yarnrc*
bunfig.toml
.bazelrc
.pre-commit-config.yaml
.devcontainer/
grep で見たファイルは再 Read なしで編集可能
単一ファイルへの grep / egrep / fgrep が read-before-edit チェックを満たすようになった。これまでは grep で中身を見ても、Edit の前に別途 Read が必要だった。確認から修正までの往復が 1 手減る。
バックグラウンドエージェントの会話消失と再実行を修正
夜間退避(overnight retire)後に再接続したバックグラウンドセッションが、会話を失い最初のプロンプトを再実行する不具合を修正した。claude agents から完了済みセッションを復元した際の履歴消失と再実行も併せて解消した。さらに claude --bg が デーモン(常駐して処理を待つプロセス)のコールドスタート時に「socket missing」で失敗する事象も直した。再開後も作業を続けたエージェントが、一覧で誤って Completed に表示される問題も修正対象だ。
動的ワークフローのトリガーが ultracode に変更
動的ワークフローの起動キーワードが workflow から ultracode に変わった。workflow という語は実行を起動しなくなり、自分の言葉でワークフローを頼めば従来どおり動く。トリガー語はプロンプト入力欄で violet 色に強調される。あわせて CLAUDE_CODE_OPUS_4_6_FAST_MODE_OVERRIDE は無効化(no-op)された。
Windows/WSL の操作不能やクリップボード不具合を修正
WSL で copy-on-select が Windows のクリップボードへ書き込めない問題を、OSC 52 ではなく PowerShell 連携に切り替えて修正した。MobaXterm など OSC 52 非対応の端末でもコピーが効く。高負荷時に Esc・矢印キー・入力が反応しなくなる Windows の不具合、file:///C:/... リンクが壊れる問題も解消した。
開発者への影響
安定性と安全性のための修正が中心で、夜間にバックグラウンド実行を多用する利用者にはアップグレード推奨度が高い。設定ファイルへの書き込みに確認が増えるため、自動承認運用では応答が挟まる点に注意したい。
使い方の一例
使い方の一例として、grep "handleRequest" src/app.ts で対象ファイルの中身を確認した後は、別途 Read を挟まずそのまま Edit で該当箇所を編集できる。単一ファイルへの grep/egrep/fgrep が read-before-edit 条件を満たすため、確認から修正までの手数が減る。