/usage がカテゴリ別の使用量内訳を表示、PowerShell の権限バイパスも修正
利用上限の何が高コストか分からなかった利用者向けに、/usage が Skills・サブエージェント・プラグイン・MCP サーバー別の内訳を表示。PowerShell の権限バイパスや git worktree のサンドボックス過剰許可も修正された。
概要
利用上限の何が高コストか分からなかった利用者向けに、/usage が Skills・サブエージェント・プラグイン・MCP サーバー別の内訳を表示。PowerShell の権限バイパスや git worktree のサンドボックス過剰許可も修正された。
Claude Code v2.1.149 がリリースされ、/usage コマンドの内訳表示強化と複数のセキュリティ修正が入った。Model Context Protocol(MCP)サーバーごとのコスト可視化、PowerShell 組み込み cd を経由した権限バイパスの修正、git worktree 配下でサンドボックス書き込み許可が広がりすぎていた問題の修正などが含まれる。
変更点
/usage が消費要因を 4 カテゴリで内訳表示
/usage が Skills・サブエージェント・プラグイン・MCP サーバー別にコストの内訳を返すようになった。これにより、どの機能やどの MCP サーバーが利用上限を圧迫しているかを特定できる。
Markdown 出力で GFM タスクリストを描画
- [ ] todo / - [x] done 形式の GitHub Flavored Markdown(GFM) タスクリストが、通常の箇条書きではなくチェックボックスとして描画される。TODO リストを Claude Code 上で確認しやすくなる。
Enterprise 向けに allowAllClaudeAiMcps 設定を追加
Enterprise 管理者向けに allowAllClaudeAiMcps という managed setting が追加された。managed-mcp.json と並行して、claude.ai クラウド MCP コネクタもまとめて読み込める。
PowerShell 経由の権限バイパスを修正
PowerShell の組み込み cd 関数(cd..、cd\、cd~、X:)が 検出されないまま作業ディレクトリ(コマンドの実行基準フォルダ)を変更し、後続コマンドがワークスペース外を読み取れていた問題が修正された。権限解析側でも、PWD / OLDPWD / DIRSTACK の古い追跡値を信用していたギャップが塞がれた。
git worktree 配下のサンドボックス書き込み範囲を修正
git worktree 環境で サンドボックス(書き込み許可を制限する隔離領域)のホワイトリストが、共有 .git ディレクトリだけでなくメインリポジトリ全体にまで広がっていた問題が修正された。hooks/ と config は denied になる。
macOS で find がホストをクラッシュさせる問題を修正
Bash ツール内の find が、大規模なディレクトリツリーに対して macOS のシステムファイル/vnode テーブル(カーネルが管理するファイル参照表)を使い切り、ホスト OS ごとクラッシュさせていた問題が修正された。
/diff 詳細ビューでキーボードスクロール対応
/diff の詳細ビューを、矢印キー・j/k・PgUp/PgDn・Space・Home/End でスクロールできるようになった。
その他主要な不具合修正
主な修正項目は次のとおり。
| 領域 | 修正内容 |
|---|---|
| PowerShell prefix/wildcard 許可 | PowerShell(dotnet.exe build *) 等が事前承認されなかった問題を修正 |
otelHeadersHelper | スクリプトパスに空白があると無言で失敗していた問題を修正、/doctor と debug log に出力 |
/ultraplan / Remote 作成 | 実変更がないのに "Could not capture uncommitted changes" で失敗する問題を修正 |
/effort 表示 | Skill / Agent の frontmatter effort: ではなくベースライン設定を表示していた問題を修正 |
| Remote Control セッション名 | claude.ai やモバイルアプリでの改名がローカルの claude --resume に反映されない問題を修正 |
開発者への影響
PowerShell 環境や git worktree を使うチーム、macOS で大規模ツリーに find をかけるユースケースには 優先適用を推奨。/usage の内訳表示で MCP サーバー単位の利用コストを定量比較できるようになり、サーバー削減や Skill 統廃合の判断材料が増える。Enterprise 管理者は claude.ai クラウド MCP の取り込み方針を見直せる。
使い方の一例
/usage をセッション中に実行すると、消費上限の内訳が Skills・サブエージェント・プラグイン・MCP サーバー別に表示される。特定の MCP サーバーが上限を圧迫していると分かった場合、.claude/settings.json の mcpServers から該当サーバーを一時的に外して再度 /usage を確認すると、削減効果を比較できる。