Workflow ツール追加、/simplify は /code-review に置き換え
複数エージェントを決まった順序で連携させたい開発者向けに、新規 Workflow ツールが追加された。/simplify は /code-review に改称され、GitHub PR へのインラインコメント投稿に対応した。
概要
複数エージェントを決まった順序で連携させたい開発者向けに、新規 Workflow ツールが追加された。/simplify は /code-review に改称され、GitHub PR へのインラインコメント投稿に対応した。
Claude Code v2.1.147 がリリースされた。決定論的な多エージェント協調を担う新規 Workflow ツール、/simplify から /code-review への置き換え、ピン留めバックグラウンドセッションの永続化が目玉となる。加えて REPL と Workflow のサンドボックス強化、エンタープライズログイン制限の適用漏れ修正、Windows まわりの不具合修正が広範に入った。
変更点
決定論的な多エージェント協調用 Workflow ツールを追加
新規 Workflow ツールが追加された。複数エージェントを決まった順序で連携させたいユースケースを想定する。既定では無効で、環境変数 CLAUDE_CODE_WORKFLOWS=1 を設定すると有効になる。
/simplify を /code-review に改称し PR コメント投稿に対応
旧 /simplify は /code-review に改称された。/code-review high のように effort レベルを指定して correctness バグを報告する仕様に変更されている。--comment を渡すと検出結果を GitHub PR のインラインコメントとして投稿する。従来の cleanup-and-fix 挙動は削除された。
ピン留めバックグラウンドセッションが idle でも生存
claude agents 内で Ctrl+T によりピン留めしたバックグラウンドセッションが、idle でも終了しなくなった。Claude Code 本体のアップデート時はその場で再起動して新版を適用する。メモリ圧迫時は非ピン留めセッションが先に解放される。
REPL / Workflow サンドボックスのプロトタイプ汚染対策
REPL と Workflow ツールのサンドボックスが、prototype-pollution および thenable ベースの脱出経路に対して強化された。
自動アップデーターのリトライとエラー分類を改善
自動アップデーターが一時的なネットワーク失敗をリトライするようになった。失敗時はエラーカテゴリと OS エラーコード、現在のバージョンを表示する。
エンタープライズログイン制限の適用漏れを修正
managed-settings の forceLoginOrgUUID と forceLoginMethod が、サードパーティプロバイダや API キーセッションに対して適用されていなかった問題を修正した。
Windows / PowerShell まわりの不具合修正
Windows と PowerShell に関する複数の修正が入った。主な内容は次のとおり。
| 対象 | 修正内容 |
|---|---|
| PowerShell tool | winget / Microsoft Store 経由の pwsh で exit code 1 となる問題 |
Hook if 条件 | PowerShell(git push*) のようなパターンが一致しない問題 |
| 「Yes, and don't ask again」 | PowerShell スクリプト呼び出しのルールが次回マッチしない問題 |
| Background job worktree | NTFS ジャンクションを辿ってメインリポジトリに侵入する問題 |
| Agent view | CJK 文字を含む結果で行が古びる・重複する問題 |
その他の修正
/helpがフルスクリーン外の小さい端末でタブヘッダー崩れ・1 ページ 1 コマンド表示になる問題を修正- ヘッドレス / SDK モードで未知のスラッシュコマンドが無言になる挙動をエラー表示に変更
- ペースト文字列が
[Pasted text #N]プレースホルダのままエージェントに渡る問題を修正 CLAUDE_CODE_SUBAGENT_MODELがエージェントチーム配下の teammate プロセスに適用されない問題を修正- バックグラウンドセッションで「don't ask again」済みのツール権限が再度問われる問題を修正
開発者への影響
多エージェントを順序立てて回す運用を試したい開発者は、Workflow ツールの opt-in が選択肢に加わった。/simplify を CI / レビュー導線に組み込んでいた場合は /code-review への置き換えが必須となる。managed-settings によるログイン制御を運用する組織は、本バージョンへの更新でようやく API キーセッションにも制限が効くようになる。
使い方の一例
Workflow ツールは既定で無効のため、シェルから CLAUDE_CODE_WORKFLOWS=1 claude のように環境変数を付与して起動する。コードレビュー導線では /code-review high --comment を PR ブランチ上で実行すると、検出された correctness バグが GitHub PR のインラインコメントとして直接投稿される。